ピラティスを継続することで基礎代謝が向上し、痩せやすい身体を作ることができます。ピラティスでは、主に体の深層部にあるインナーマッスル（深層筋）を鍛えます。これらの筋肉は、内臓の支えになったり深い呼吸をする手助けをしたりしています。安静時にも活動するため、基礎代謝の向上に直結するのです。

 ピラティスでは、骨盤の傾きや背骨のアライメント（配列）を整え、正しい姿勢を習慣化させます。姿勢が整うことで、お腹は自然に引き締まり、ヒップアップやバストアップの効果なども得られます。大きく体重が変わらなくても、姿勢が改善されるだけで見た目が変わるのです。

ピラティスで使う胸式呼吸は自律神経を整える効果があります。 深い呼吸とゆったりとした動きにより、ストレスによる過食を防ぎ、ダイエット効果につながるのです。また、ピラティスによって、血糖値やホルモンのバランスも整いやすくなります。血糖値の乱高下やストレスホルモン（コルチゾール）が減ることで、過剰な空腹感や急な甘いもの欲求も落ち着いてくると言われています。

ピラティスは、むくみにくい身体づくりにも効果的。猫背や骨盤の歪みなどの悪い姿勢は、内臓の働きを妨げ、血流やリンパの流れも滞りがちです。ピラティスで骨格のアライメント（配列）を整え、代謝が活発になる姿勢をつくることで、エネルギーの循環をスムーズにします。

1.仰向けでひざを立てる

2.息を吐きながら骨盤をおへその方に倒し、背骨を丸めながら頭を持ち上げる

3.頭を持ち上げた状態で一息吸って、吐く息でゆっくりと下りていく

4.1～3を数回繰り返す

 1.肩の真下に手首、股関節の真下に膝をつきます

 2.つま先で床を押し、体を一直線にキープします。

 3.お腹をグッと引き上げて、腰が反らないように注意。肩甲骨は軽く広げ、首は長く保ちます

4.呼吸をキープしながら10〜30秒ホールド

 1.マットに仰向けになる

2.片脚を天井方向にまっすぐ伸ばす（膝を曲げてもOK）

3.両腕は体の横、手のひらは床に向けて安定させる

4.脚を小さな円を描くように外回し（または内回し）に5回

5.5回終わったら、逆回しで5回

6.脚を戻して、反対側も同様に行う